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フランス人サックス・プレイヤーのバルネ・ウィランが、そのキャリアの最晩年に日本のヴィーナスレコードに残した三つのアルバムは、そのどれもがバルネの魅力を伝える必聴盤だ。中でも自身35年振りのニューヨーク録音となった本作は、バルネの"カッコ良さ"が最も実感できる点でまさにおススメの一枚。ケニー・バロンのピアノもクリエイティヴの一言で、『危険な関係のブルース』から『アイ・ウィル・セイ・グッバイ』まで全9曲にわたり、バルネの"粋"で華麗なプレイが心ゆくまで堪能できる。