＜商品の情報＞
―ゲンズブールが奏でるビザー・ラヴ・トライアングル(奇妙な三角関係)―
34年前の1976年3月、パリで初公開されるやそのスキャンダラスな内容と映像から、イギリスを始め海外では発禁映画となり、日本でもフランス公開から遅れること7年後の1983年に初めて公開された。
しかし日本初公開時は性的場面は修正され、フランス語でなく英語版での公開だった。
今回、このオリジナル・デジタル・リマスター版で、当時多くの人の心を捉えたセルジュ・ゲンズブールという時代の最先端を駆け抜けた才能と、ジェーン・バーキンという永遠に輝きを失わない女優のすばらしさを堪能したい。

原題: Je t'aime moi non plus

＜あらすじ＞
フランスの田舎町。ゲイのカップル、クラスキー(ジョー・ダレッサンドロ)とパドヴァン(ユーグ・ケステル)は、仕事で今日もふたり、トラックに乗り込みゴミ集積所へ向かう。そんなある日、二人がふと立ち寄った小さなバーに、タンクトップにジーンズ姿のキュートな少年が働いていた。「ヘイ!坊や」と声をかけるクラスキー。振り向いたその子が実は娘(ジェーン・バーキン)だと知って驚く。その娘の名前はジョニー。クラスキーはジョニーに興味を持ち、やがて二人の間に恋が芽生えるのだったが、哀しいことにクラスキーは肉体的に女を愛することができない。一方、パドヴァンは嫉妬に狂って、ジョニーに暴行をはたらこうとする…。奇妙で危うい三角関係に戸惑う彼らに、やがて運命はつぶやく。