＜商品の情報＞
レンジの広いセンスで、アジムスのリーダー、ゼ・ベルトラミの再来と目される鍵盤実力者、ファビオ・トーレス。これまでトリオ名義でのアルバム・リリースで、熱心なブラジル・インスト・ファンから絶賛されてきましたが、本作で初リーダー作が実現。インストがメインではなく、ヴォーカル・ナンバーを中心に据えたジャズ・ブラジリアン・アルバムとしてのコンセプトで、シンガーには、サンバの歌姫ファビアーナ・コッツアをはじめ実力者が務めている。全曲オリジナル・コンポーズによる端整なメロディに、ローズ、エレピ、アコースティックと曲毎に表情豊かに挿入され、すべてのサウンドを包むファビオのセンスが最大限に発揮。サポートは、ファビオとトリオを組んでいたセルソ・ヂ・アウメイダ(b)、パウロ・パウレッリ(b)、エドゥ・ヒベイロ(ds)をはじめ、シオ・ピンヘイロ(g)、テコ・カルドーソ(sax, fl)、ヴィニシウス・ドリン(sax)、ゼリ(b)と、ブラジル・インスト・フィールドの好手が担う。決して派手な演出に溺れることなく、あくまでアーティスティックな仕上がり。抑揚、陰陽のバランスも絶妙で、至極ドラマティック。