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But Not For Me
レーベル
:
Atelier Sawano
規格品番
:
AS-090
フォーマット
:
CD
バーコード
:
2050267032212
国
:
日本 - Japan
発売日
:
2009年9月26日
収録内容
CD
1
Here, There & Everywhere
2
But Not For Me
3
Szakcissimo
4
Bolivia
5
Young And Foolish
6
Woody 'N You
7
Half Prince
8
L.T. (For Klaus)
9
'Round Midnight
10
Confirmation
11
Con Alma
12
Giggin'
クレジット
アーティスト:Robert Lakatos Trio
リリース概要
<商品の情報>
その音は、けっして媚びていない。弾いているというよりまるで頬でも撫でるかの様な繊細でまろやかなタッチ。音の選び方も丁寧かつ面白い。それがラカトシュのピアノだ。恥ずかしながら本作を聴いてようやくラカトシュの魅力に惹かれる自分がいる。Tr.1のビートルズ・ナンバーは、抑制を効かせつつも跳ねて踊るリズム、心地よい眩しさを感じさせる光のようなピアノを聴かせてくれる。まさに1曲目に相応しい。Tr.2のタイトル曲は同じく心地よく踊った、よりスウィンギーなナンバーだ。この2曲だけで既にかなり満足なのだが、Tr.3のオリジナルでさらに惹きこまれてしまう。まるでブラームスのようなロマン派を感じさせる味わい深いバラードで、ラカトシュの真価の一つが発揮されている曲だろう。Tr.8は、本作品のプロデュースを手掛ける予定だったが、昨年(2008年)12月に急逝したドイツ人ドラマー、クラウス・ヴァイスへの追悼曲で、笑顔の中にもどこか切なさを感じるブルージーな1曲。Tr.10は管楽器奏者がよくやるパーカーのプレイヤーズ・スタンダード。ラカトシュはこういう曲をやらせてもまた格好いい。彼の別側面の真価と言える。Tr.11は澤野さんの好みなのか、なぜか澤野作品でよく耳にするナンバー。ラカトシュはヒタヒタと歩くようにピアノを撫でる。僕は職業柄、その音楽が似合う場所をよくイメージする。ジャズと言えば日本では決まってバーや蕎麦屋で聴こえてくるが、本作の曲は様々な場所に似合うに違いない。この作品の曲が街から聴こえてくることになれば、きっと多くの人が耳を傾けるだろう。それほどに魅力的なアルバムだと確信が持てるのだ。Text by 本多 義明(ライナーノーツより)
その音は、けっして媚びていない。弾いているというよりまるで頬でも撫でるかの様な繊細でまろやかなタッチ。音の選び方も丁寧かつ面白い。それがラカトシュのピアノだ。恥ずかしながら本作を聴いてようやくラカトシュの魅力に惹かれる自分がいる。Tr.1のビートルズ・ナンバーは、抑制を効かせつつも跳ねて踊るリズム、心地よい眩しさを感じさせる光のようなピアノを聴かせてくれる。まさに1曲目に相応しい。Tr.2のタイトル曲は同じく心地よく踊った、よりスウィンギーなナンバーだ。この2曲だけで既にかなり満足なのだが、Tr.3のオリジナルでさらに惹きこまれてしまう。まるでブラームスのようなロマン派を感じさせる味わい深いバラードで、ラカトシュの真価の一つが発揮されている曲だろう。Tr.8は、本作品のプロデュースを手掛ける予定だったが、昨年(2008年)12月に急逝したドイツ人ドラマー、クラウス・ヴァイスへの追悼曲で、笑顔の中にもどこか切なさを感じるブルージーな1曲。Tr.10は管楽器奏者がよくやるパーカーのプレイヤーズ・スタンダード。ラカトシュはこういう曲をやらせてもまた格好いい。彼の別側面の真価と言える。Tr.11は澤野さんの好みなのか、なぜか澤野作品でよく耳にするナンバー。ラカトシュはヒタヒタと歩くようにピアノを撫でる。僕は職業柄、その音楽が似合う場所をよくイメージする。ジャズと言えば日本では決まってバーや蕎麦屋で聴こえてくるが、本作の曲は様々な場所に似合うに違いない。この作品の曲が街から聴こえてくることになれば、きっと多くの人が耳を傾けるだろう。それほどに魅力的なアルバムだと確信が持てるのだ。Text by 本多 義明(ライナーノーツより)
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