＜商品の情報＞
フランソワーズ・サガンの小説『ブラームスはお好き』を豪華キャストで映画化。
主演はイングリッド・バーグマン、イヴ・モンタン、アンソニー・パーキンス。
『追想』(56)に続き、アナトール・リトヴァク監督とイングリッド・バーグマンが組んだ、自立した中年女の孤独と不安を描く文芸メロドラマ。
共演のアンソニー・パーキンスはカンヌ映画祭で主演男優賞を受賞した。
高級モードの先端を行くパリ名所のロケーション撮影が興味深い。セット美術は名匠アレクサンドル・トロネール。
バーグマンの衣裳はクリスチャン・ディオール。デザイナーはイヴ・サン=ローラン。
音楽はジョルジュ・オーリック。主題曲はブラームスの交響曲第3番第3楽章の主題を編曲したもの。
ダイアン・キャロルがクラブ歌手の役で登場し、主題歌を披露する。

＜あらすじ＞
パリに暮らす40歳の室内装飾家ポーラ・テシエ(イングリッド・バーグマン)はプレイボーイのロジェ・ドゥマレ(イヴ・モンタン)と愛人関係にある。身勝手なロジェは彼女にいつも淋しい思いをさせている。そんなとき、ポーラは金持ちの依頼人の息子で25歳になる弁護士見習いの米国人フィリップ・ヴァン・ダー・ベシュ(アンソニー・パーキンス)と知り合う。世間知らずで情緒不安定なフィリップは彼女に一目ぼれし、しつこくつきまとう。始めは彼を遠ざけていた彼女もやがてさびしさから彼の愛を受け入れるが……。