＜商品の情報＞
驚くべき展開、大胆な構成。これは、「新生」ダルデンヌによる、初めての愛の物語。
2008年カンヌ国際映画祭、脚本賞受賞。

現代ヨーロッパの闇に翻弄されながら、愛のありかを信じようとする一人の女性を描いた傑作。

原題 LE SILENCE DE LORNA

2009年1月31日日本公開(ビターズ・エンド配給)

＜あらすじ＞
銀行でわずか340ユーロの預金をしている女性。彼女の名義はロルナ(アルタ・ドブロシ)。アルバニアからベルギーへやってきた。この地で国籍を得て暮らしていくため、タクシー運転手でブローカーのファビオ(ファブリツィオ・ロンジョーネ)の手引きで、ベルギー人のクローディ(ジェレミー・レニエ)と偽りの結婚をし、共に暮らしている。クローディは麻薬中毒者。彼は、偽りの結婚でもロルナを慕い、彼女を希望の光にして麻薬を断とうとしている。ブローカーのファビオは、ロルナを使って国籍売買の商売をしようとしている。ロルナが国籍を取ったら、彼女を“未亡人”にして、国籍を欲しがっているロシア人と結婚させるのだ。麻薬中毒のクローディは、この残酷な計画にぴったりの道具だ。ロルナも最初は、同郷の恋人・ソコルとバーを開くという夢を叶えるためならば、クローディの命を犠牲にすることを受け入れていた。しかし、自分だけを頼りにしているクローディと暮らすうち、自分の夢と彼の命を犠牲にすることへの罪の意識との間で悩み始めていた。「彼を助けたい」次第にそう強く思うようになるロルナだったが・・・。