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ジャズ史上における最重要ミュージシャン、コルトレーンへのトリビュート作品。1960年の2ヶ月間、まだ21歳だったスティーヴ・キューンはコルトレーン・カルテットのピアニストだったが、そのときの経験は忘れがたいもので、気分的にも緊迫しながら怒涛のジャズに毎晩毎晩のめりこむ日々であった。そしておよそ50年が経過し、ようやくキューンは当時のエネルギーを野生的な美しさをもった演奏に変え、私たちに驚きさえも与えてくれる作品を完成させた。コルトレーンのチューンで、キューンとロヴァーノが見事なのインプロヴィゼーション披露し、ジョーイ・バロンの作り出すポリリズムの波を乗り越えてゆく。