＜あらすじ＞
浅草のテキヤ一家・菊水一家の若衆二人が、悪辣非道のテキヤ一家を向こうに回し、遂に怒りのドスを抜く！昭和３０年ごろの関東各地の高市〈祭礼縁日〉を背景に、そこで渡世の意地と面子をぶつけ合いながら縄張りを死守するテキヤたちの義理・人情を、壮絶な血の争いの中に描き出す。各地の高市風景や女プロレスなどテキヤ稼業の様子を興味深く描きながら、主演二人の若手を中心に従来の任侠モノとは一線を画した痛快編。シリーズを通じて主演を張る菅原文太が浅草のテキヤ一家・菊水一家の若衆・国分勝を演じ、国分の兄弟分・引地鉄男には待田京介が扮している。監督はシリーズの大半を手掛けることになる鈴木則文が務め、枠にはまらない新たな任侠映画を作り上げている。