＜商品の情報＞
1950年代、芸術の街グリニッチ・ビレッジに集う若者たちのほろ苦い青春。
名匠ポール・マザースキー監督が「ハリーとトント」に続いて放った、青春群像映画の名作

「ハリーとトント」「結婚しない女」などの名匠ポール・マザースキー監督が、1950年代のグリニッチ・ビレッジに集う若者たちの姿を描いたほろ苦い青春群像劇。その中でハリウッド行きを夢見る俳優志望のユダヤ人主人公は監督自身を投影したもので、いわば自伝的要素の強い作品でもあり、そこで描かれる焦燥などは現代の青春像にも大いに通じるものがあるだろう。
劇中にはクリストファー・ウォーケンやジェフ・ゴールドブラムなど、後の個性派スターたちの若き日の姿も見ることができるが、その一方で、主人公の過保護で気のいい母親役に「ポセイドン・アドベンチャー」などの名優シェリー・ウィンターズが扮し、若者たちを圧倒する快演を見せてくれている。

＜あらすじ＞
1953年、俳優志望のユダヤ人青年ラリーは、過保護な母親の猛反対を押し切って、カレッジ卒業と同時にグリニッチ・ビレッジへと旅立った。俳優や作家、画家など多数のアーティストの卵がたむろするこの地で、ラリーは演劇の勉強に勤しみつつ、恋人サラの妊娠と中絶、厭世家アニタの自殺など、さまざまな苦い体験を経て少しずつ大人になっていく。そして待ちに待っていた、ハリウッドからのスクリーン・テスト合否の通知が……。