米国はニューヨーク出身のハード・ロック・バンドによるアトランティック・レコードから発表されたデビュー・アルバムです。プロデュースはRATTを手掛けたことで有名なボー・ヒルが担当、全米21位のヒットを記録し、米国だけで100万枚以上を売り上げました。メンバーは元アリス・クーパー・バンドのキップ・ウィンガー(Vo,B)とポール・テイラー(Key)、数々の有名アーティストのバックを務めたレブ・ビーチ(G)、元DIXIE DREGSのロッド・モーゲンスタイン(Dr)の4人。実力揃いのメンバーによる演奏は申し分なく、特にレブのタッピング・プレイには目を見張るものがありますが、テクニックに走り過ぎることはせず、楽曲はおそろしくキャッチーであり、近未来感漂うサウンドはバンドの個性ともなっております。緊張感漲るイントロが格好良い1.MADALAINE、ストリングスが美しい全米85位を記録の2.HUNGRY、全米26位を記録した印象的なギターリフを有するキャッチーな3.SEVENTEEN、80年代ハード・ロックを代表する美しい名バラード4.WITHOUT THE NIGHT、小気味良いギター・リフの9.HANGIN ON、ギターソロが秀逸な全米19位を記録のバラード10.HEADED FOR A HEARTBREAK等、好曲揃いです。5.PURPLE HAZEはジミ・ヘンドリックスの有名曲のカヴァーで、フランク・ザッパの息子のドゥイージル・ザッパがギターで客演しています。