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ロン・ウッドの運命を変えた自宅セッションから生まれた初のソロアルバム（1974年）。やや消極的なアルバムタイトルに反して収録曲の半数以上は彼のオリジナル（ジョージ・ハリスンと共作した「Far East Man」を含む）、バンドにはフェイセズの盟友イアン・マクレガンと当時急速に親交を深めていたローリング・ストーンズのキーズ・リチャーズを中心にすえ、ロンドン郊外の自宅スタジオには酒が切れないようたんまりと用意し、と準備万端でスタートしたセッションには彼の仲間たちが次々と顔を出した。セッションの中で最も目立っていったのはミック・ジャガーで、彼はアルバムの1曲でメインボーカルをとってしまうほどの悪ノリぶり。またロッド・スチュアートもジェイムス・レイのヒットで知られる「If You Gotta Fool of Somebody」のルーズなカバーで熱唱を聴かせており、アルバムの邦題『俺と仲間』の雰囲気そのままな気楽な空気に満ち溢れている。