＜商品の情報＞
戦っている時だけが青春だった。
極限下の戦場、過激な戦闘シーンが話題に!
『プラトーン』と並ぶ80年代ベトナム戦争映画の代表作!!

◆80年代を代表する凄絶な青春ドラマ!!
アカデミー作品賞「プラトーン」を皮切りに80年代後半から90年代初頭に巻き起こった第二次ベトナム戦争映画ブーム。そんな中、ドラマ的な脚色は一切無く、ただ戦争のリアリズムを追及して作り上げた“真のベトナム戦争映画”がこのハンバーガー・ヒルだ。主人公は見通しのない泥沼の戦場へ送り込まれたまだ年端もいかない14人の兵士たち。経験も浅く、敵への憎悪も無い若者たちが戦争という恐怖の中にあって、いかに戦い、いかに死んでいったか。「ハンバーガー・ヒル」は、そんな若者たちの痛切な青春ドラマである。

◆ベトナムで戦った男と撮った男のコンビが徹底したリアリズムで描く真の戦争映画。
プロデューサーであり、脚本を担当したジム・カラバトソスは、自らがベトナムに従軍し、身をもってそのことを経験していた。69年帰還して以来、カラバトソスはベトナムで戦った若者たちの本当の姿を映画化したいと願いつづけていた。一方、監督のジョン・アーヴィンもBBCのドキュメンタリー作家としてベトナム戦争を経験していた。実際にベトナムで戦った男と、ベトナムを撮った男のコラボレーションが実現したのだ。また、有名スターを使って観客に固定したイメージを持たせたくないという理由から、俳優は1000人のオーディションの中から選ばれた無名の役者ばかりになった(その中には後に「ホテル・ルワンダ」でアカデミー主演男優賞にノミネートされたドン・チードルもいた)。さらに、実際にアシャウ・バレーの戦闘を指揮したジョセフ・コンミー大佐が軍事コンサルタントとして加わっていた。まさにリアルな映像とベトナムに従軍した若者たちの真実の姿を描いた作品といえる。

原題 HAMBURGER HILL

1987年9月12日日本公開(日本ヘラルド映画配給)

＜あらすじ＞
テリー・フランツが指揮する第三分隊。銃弾が飛びかう中で、彼は負傷兵を撤退させようとしていた。腹ばいになり、M60機関銃で援護射撃するダフィとゲイガン。黒人兵のモータウンは敵の死骸を盾に手榴弾を投げつける。負傷兵を救助するヘリコプターをなんとか近づけようと無線機に向かってニセ情報を流している従軍8年目のウスター。ヘリコプターが銃撃戦のど真ん中に着陸した。幸運なものだけが生還出来る。虚ろな眼で緑の地獄を見回すフランツ。彼はまだ20歳だった。新しい軍服に身を包んだ兵隊がやってきた。ベレツキー、ラングィリー、黒人兵のウォッシュバーン、メキシコ系のガルバン、そしてニューヨークから来たビーンストックの5人。いずれも20才そこそこの若者だ。フランツがはじめに教えたことは、敵に対して畏怖を植えつけることだった。敵は高度な訓練と装備で身を固め、しっかりした動機を持った筋金入りの北ベトナム正規軍なのだ。気を抜いたらすぐ殺される。フランツの分隊は新兵を加えてマン・ロー橋の近くに移動してキャンプを設営した。ここには他の部隊もいる。一時の平穏、水浴びをし、歌を口ずさんでステップを踏む者。突然、敵の一斉射撃が始まった。経験を積んでいる兵士たちはすぐに応戦したが、新兵は銃を取ることさえ忘れていた・・・。