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1970年代に発足し、僅か20タイトルでその幕を一度閉じたブラック・ジャズ。その最後を飾ったのがレーベルの看板アーティスト、ダグ・カーンによる名盤『Adams Apple』だ。リリース当時ビルボード・チャートにもランク・インしたほどで、当時のフィーリングとマッチした傑作と言えるでしょう。本作もダグ・カーン諸作の例に漏れず、ヴォーカルをフィーチャーし、スケールの大きいスピリチュアルなサウンドが続く。そして2001年、突如として復活を遂げたブラック・ジャズの最初のレコーディングもやはりダグ・カーンだった…。