＜あらすじ＞
売れない小説家ドン・バーナム（レイ・ミランド）は、ひどいアルコール依存症。兄や恋人の協力も無駄に終わった。酒の金欲しさに他人の鞄に手を出したり、商売道具のタイプライターさえ質に入れようとした。やがて病院に収容され、そこを脱走すると今度は幻覚に悩まされるようになる。ついにはピストルで自殺をはかろうとするが・・・。名匠ビリー・ワイルダーが主人公の内面の崩壊と狂気を独自のリアリズムで描き、共同脚本のチャールズ・ブラケットと共にその実力を世界に知らしめた傑作。