＜あらすじ＞
美貌の女座長・朱太夫(麻路さき)の一座は宿場で市(哀川翔)の手配書に驚く。朱太夫は、かつて市と付き合った仲。座員の問いに「一番か二番にイイ男だった」と答える。別に惚れた男があったのか?一方、いかさまを見抜いてチンピラに追われていた座頭市は、浪人・竜之介(遠藤憲一)の見事な太刀捌きに救われる。言葉を交わす二人は、互いの人物に魅了されあう。そこに居合わせた耳の聞こえない琵琶弾きの八(阿部サダヲ)と意気投合した市は、次の宿場町への道中、朱太夫一座と遭遇する。座頭市と朱太夫の間には再会を喜び合うだけではない空気が流れている。座頭市と八は一座に合流し、最近不穏な動きのある別の宿場へと向かうのだった・・・。男と男、男と女の抜き差しならない義理と人情、そして哀しい恋が詰まった物語。ダイナミックな居合い斬りが冴える殺陣アクションに注目です。