＜あらすじ＞
フランスで愛され続けている"作家(サシャ)"･ギトリの、映画史上重要な1930年代を代表する傑作中の傑作。 没後50年ということで、舞台上映、展覧会はもとより、映画の特集上映と修復、DVDリリースなどが相次ぎ、改めてその才能が認識され、人気を呼んでいる"天才"ギトリ。中でも『とらんぷ譚(ものがたり)』は「黄金時代」と称される36年から38年の間に作られた傑作群の中でも最も人気の高い名作で、トリュフォー、ロメール、ゴダールらヌーヴェル･ヴァーグの旗手たちに多大な影響を与えた至福のひとときを約束する逸品。盗みがバレて、食事を抜かされ、その食事のシャンピニョンが毒入りで、一夜にして孤児となった少年。以後、様々な職を経て、モナコのカジノでプロの詐欺師となった男が、カフェで回想録を執筆する……。