＜あらすじ＞
漫画家になりたかった男がいた。夢をあきらめた男は、次の夢である探偵になった。探偵になったいまでも、漫画家の夢は捨てきれない。そして、男は探偵の夢も捨てようとしている。その男の名は、漫画探偵539【コミック】(山下真司)。539が辞表を出した最後の日。『漫画の世界に閉じ込められた兄の命を救ってほしい』と、謎めいた依頼ないように、何やら運命めいたものを感じ、〆切期間、いや辞職期間を5日間だけ延期してもらう。依頼者が美人であること、依頼内容が漫画であるという不思議な縁、何より探偵としての『自らのおち』を見つける為に、捜査を続ける539。しかし今回の依頼がただの人命救助ではないことに気がついていくことに。事件の真相はいかに!