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【WARD/Enja 名盤復刻シリーズ 第7弾】

日本が誇る鬼才、山下洋輔がオーストリアのベーシスト、アデルハード・ロイディンガーと組んだ1977年のデュオ作品。山下のイメージの荒く激しいピアノは鳴りを潜め、ここでは叙情的とも言えるもう一つの山下洋輔の世界をアデルハードと共鳴している。激しい疾走感の代わりに唄いスウィングする山下節が全面に現れ、ベースと対話する喜びを全身で表現しているかのよう。1970年代を全速力で独走してきた山下が、ちょっと一息ついた好演盤。