＜あらすじ＞
１３世紀。ヴェニスの商人マルコ・ポーロは、宣教師を伴い遥か東の伝説の帝国へ向けて旅立つ。宣教師の目的は東にあるといわれる肥沃な土地に集う人々に対するキリスト教の布教活動だったが、神はヨーロッパを世界の中心に創られたのだと信じている彼らは、高度な文明を持つという中国民族の存在を疑っていた。結局、彼らは険しいパミールの山々を前に、マルコ・ポーロを見捨てて逃げ出してしまう。残されたマルコ・ポーロは父ニコロ、叔父マフィオと共に砂嵐吹き荒れるタクラマカン砂漠やゴビ砂漠を横断、盗賊の襲撃や飢えと渇き、容赦ない灼熱の太陽と戦いながら、まだ見ぬ伝説の地へと旅を続ける。そしてついに、彼らは驚くべき世界と出会う。宗教、文化、全てが今までの世界観を変えるものであった…。皇帝フビライ・ハーンの寵愛を受け、大公となったマルコ・ポーロは様々な冒険を繰り広げる。