元ACCEPTのウド・ダークシュナイダーを擁するジャーマン・ヘヴィ・メタル・バンドによるRCA・レコードから発表された4枚目スタジオ・アルバムです。今回もディーター・ダークスのスタジオにてACCEPT時代の盟友ステファン・カウフマンをプロデューサーに迎えてレコーディングが行われました。メンバーはウド・ダークシュナイダー(Vo)、マティアス・ディート(G)、トーマス・スムジンスキー(B)、ステファン・シュヴァルツマン(Dr)の4人。前年に発表されたJUDAS PRIESTの鋼鉄名盤「PAINKILLER」に触発されたと思わしきヘヴィで過激な内容となっており、ウドの咆哮の様な歌唱が強烈な1.THE GUTTER〜2.METAL EATER、つんのめり気味な勢いの5.BURNING HEAT、フックを効かせたギター・リフが秀逸な6.BACK IN PAIN、必殺のパワー・メタル曲7.TIMEBOMB、イントロにおけるメロディアスなギターが秀逸な8.POWERSQUAD、メランコリックなギター・リフの9.KICK IN THE FACE等、本作でも充実した楽曲が揃えられており、個人的には彼らのフェイバリット・アルバムです。しかし、本国ドイツでも売上面で成功を収める事は出来ず、ウドの引退宣言を経てバンドは解散、ウドはACCEPT再結成へと向かうこととなります。それにしてもマティアスが奏でるギターによるフックの効いたリフやメロディアスなソロは相変わらず素晴らしい。バンド解散後は音楽活動から足を洗ったようですが、本当に惜しい逸材でした。