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本作は88年のCBS移籍第1弾。ブルーズやロカビリーなど主にルーツ・ミュージックをベースにした音楽性で知られるTボーンだが、本作はピーター・ゲイブリエル・バンドのギタリスト、デイヴィッド・ローズを共同プロデューサーに迎えたモダンなロック・アルバム。ゲイブリエルとホール＆オーツのバンドの面々を中心に、キーボードにミッチェル・フルームが加わった伴奏陣の助けを得て、サウンド面では最も冒険をした作品となっている。曲調も多彩で、ヴァン・ダイク・パークスの華麗な編曲を得て、サルサのスター歌手ルベン・ブラデスや当時のエルヴィス・コステロ夫人ケイト・オリオーダン（元ポーグス）を含む4ヶ国語の歌手がフィーチャーされるタンゴまである。当時彼らのアルバムをプロデュースする話もあったU2のボノも参加し、1曲共作している。