＜商品の情報＞
フロントマンであったエリック・バートンと決別し、単独名義のバンドとして再スタートしたウォーが1971年にリリースしたファースト・アルバム。チャート･アクションはいまひとつだったものの、内容的には文句のつけようがない充実度。ザ・ロミオズ～セニョール・ソウル～ナイト・シフトと紆余曲折を経てきたヴェテランならではの底力が最良のかたちで表れている。絶妙のリズム・セクションがゴリゴリのグルーヴを生み出す「Sun Oh Son」にはじまって、メンフィス・ソウルのエッセンスを備えた「Lonely Feelin’」、しっとりとしたイナタさが心地よい「Back Home」、チャールズ・ミラーのサックが弾けまくる「War Drums」、ハワード・スコットのギターがシブい「Vibeka」、名曲「Cisco Kid」を彷彿させるラテン・フレイヴァーの「Fidel’s Fantasy」と、全曲がハイ・クオリティ。大きく羽ばたこうとしているバンドの胎動を,ストレートに感じ取ることができる秀作。