北アイルランド出身のハード・ロック・ギタリストによるヴァージン・レコードから発表された8枚目スタジオ・アルバムです。これまでのハード・ロック路線からエレクトリック・ブルース路線へと大きく舵を切った作品で、ゲイリー自身とCHEAP TRICK等を手掛けたイアン・テイラーによる共同プロデュースにより、全米83位を記録、全世界で300万枚以上を売り上げるなど、自身のキャリアにおいて最も商業的に成功したアルバムとなりました。軽快な1.MOVING ONに始まり、アルバート・キングのカヴァーでキング自身も参加した激渋の2.OH PRETTY WOMAN、ジミー・ロジャースの名曲のカヴァー3.WALKING BY MXSELF、ギターの熱演が聴ける5.TEXAS STRUT、アルバート・コリンズが参加した6.TOO TIRED、ゲイリー流ブルース曲7.KING OF THE BLUES、ジョージ・ハリソン提供曲にしてハリソンも参加した本作の中では浮いた存在のロック曲10.THAT KIND OF WOMAN等のほか、全米97位を記録したゲイリーが国宝級の官能的なギター・プレイを聴かせる名曲4.STILL GOT THE BLUES (FOR YOU)を収録。ブルース・ロックをハード・ロックにブラッシュ・アップさせたかの様な革命的名盤です。