＜商品の情報＞
南イタリア、一瞬にして人生を狂わせた強烈な誘惑。
古都ジュネーヴ、謎に包まれていく女と仮面を剥ぎ取られていく男。
そして、デブノーの森へ。女の謎を追って、男がたどり着いたのは自らの過去。

『NOVO/ノボ』のアナ・ムグラリスとフランスの名優ダニエル・オートゥイユ共演の官能ドラマ。監督は2作目となるロベルト・アンド。ルドヴィコ・エイナウディの美しい音楽がドラマを彩る。

原題 SOTTO FALSO NOME
仏題 LE PRIX DU DESIR

2007年6月30日日本公開(アット エンタテインメント配給)
シアター・イメージフォーラム 公開作品

＜あらすじ＞
世界中でベストセラーを記録する人気作家セルジュ・ノヴァクとしての正体を隠した小説家(ダニエル・オートゥイユ)は、義理の息子の結婚式に出席するためカプリ島に向かう船上でミラ(アナ・ムグラリス)という美しい女性と出会う。一瞬にして心を奪われたダニエルは、誘われるままに一夜を共にする。しかし、翌朝の結婚式、義理の息子の花嫁として現れたのはミラだった。
邸宅のあるジュネーヴに戻っても、赦されない情事を重ねる二人。妻のニコレッタ(グレタ・スカッキ)にすらすべてを打ち明けず、社会に背を向けて生きてきたダニエルにとって、同じポーランド出身で、ユダヤの言葉であるイディッシュ語が理解できるミラは、自分に近い存在のように思われた。しかし、関係が深まるほどにミラの存在は謎に包まれ、反対にダニエルの正体が世間に晒され、ダニエルは築き上げた全てを失っていく。
自分を脅し、マスコミに秘密を暴くのは誰なのか。謎を追ってダニエルが辿り着いたのは、故郷であるポーランド、デブノーの森に封印した自らの過去だった。ついに全てを理解したダニエルは、愛するミラのために、悲しい運命を残す。そして、秘密はミラに託された。