米国を代表するハード・ロック・バンド、SKID ROWの元ヴォーカリスト(通称バズ)によるライヴ盤「BRING 'EM BACH ALIVE!」から約9年ぶりにMRV/キャロライン/EMIレコードから発表された自身初のスタジオ・アルバムです。プロデューサーにはJUDAS PRIESTのヴォーカリストであったロブ・ハルフォード率いるHALFORDやIRON MAIDENのヴォーカリストであったブルース・ディッキンソンのソロ作等を手掛けてメタル再生請負人としても名高いロイ・Zを起用、全米191位を記録しました。メンバーは元HALFORDの"メタル"マイク・クラシアク(G)とボビー・ジャーゾンベグ(Dr)、ジョニー・クロマティック(G)、元SADUS等のスティーヴ・ディジョルジオ(B)。アルバム・ジャケットのデザインはSKID ROWの「SLAVE TO THE GRIND」等も手掛けたバズの父親であるデイビッド・ビアクによる作品。ヘヴィなギター・リフを中心としたモダンな作風ですが、長らくミュージカルの世界で活動していたバズによる相変わらずの激しくもエモーショナルな歌唱が素晴らしいです。疾走感抜群の2.YOU DON'T UNDERSTAND、名曲「18 & LIFE」を彷彿させる9.BY YOUR SIDE、デズモンド・チャイルド作曲の名バラード14.FALLING INTO YOUはSKID ROWファンは必聴です。AEROSMITHの名曲カヴァーの3.BACK IN THE SADDLE、グルーヴ感のある4.(LOVE IS) A BITCHSLAP、浮遊感のある5.STUCK INSIDEの3曲はGUS 'N' ROSESのW・アクセル・ローズ(Vo)がゲスト参加しています。シュレッド・ギターが格好良い6.AMERICAN METALHEADと途中から盛り上がりをみせる9.LIVE AND DIEはマイクが在籍したPAINMUSEUMのカヴァー。引きずる様な重さの13.YOU BRING ME DOWNはOBITUARYのラルフ・サントーラのペンによるもの。