＜あらすじ＞
イタリア娯楽映画の名匠マリオ･ヴァーヴァの代表作の一本。海辺の城館で豪奢な生活を送る一族のもとに、ある日突然放蕩息子のクルトが帰還する。一族は皆クルトに憎しみを覚えており、彼は誰からも歓迎されなかった。そんなある日、クルトが何者かに殺害される。それからというもの、かつてクルトと深い仲にあった義妹ネヴェンカは、クルトの霊に苦しめられることになる･･････。女体を鞭打つ倒錯的な場面が公開時に問題化した官能的な幽霊物語を、流れるようなカメラワークと鮮やかなカラー撮影が妖艶に染め上げる。主演は、英国ハマー映画のドラキュラ役でお馴染みの怪優クリストファー･リーと、60年代にその魅力で世界中の男性を虜にした中東出身のセクシー女優ダリア･ラヴィ。怪奇趣味とエロティシズム溢れる独特に構築された世界は、ホラー映画ファンのみならずあらゆる人々に訴えかける力を秘めている。