＜あらすじ＞
俺はもう誰にもとめられねぇ。

田中一郎（田中聖）は、二浪の果てに東京一偏差値の低い東京産業流通大学（通称・三流大）に入学。ローンを組んでバイクを購入し、“俺だけのヒロイン”を乗せてカッ飛ばすことを夢見て街へ繰り出したが・・・一枚のハンカチが視界を塞ぎバイクは転倒。機関車柄のハンカチを手に天を見上げると、すらりと伸びた若い女の生足に釘付けになる田中。通りすがりの老婆のためにチンピラと口論をしていたその女の正義感と、風にめくれたスカートから見えた機関車柄のパンツに恋の稲妻が走る！まさに“俺だけのヒロイン”No.1候補と思い、争いに割って入るが・・悲惨な結果に。女には逃げられるわ、バイクは大破するわで、田中には借金と機関車柄のハンカチだけが残った。そして田中の学生生活が始まる。某サークルの合コンメンバーに欠員発生との情報を聞く。チャンスとばかりに扉を叩いたそのサークルは、部員がたった2人の鉄道研究会だった。部員は、二枚目だがデータマニアの花形圭（塚本高史）と時刻表を見て妄想鉄道旅行を楽しむ大学6年目の桃山誠志（秋山竜次）。田中は、テツ世界のディープさも知らずに愚かにも合コン目的で入部してしまう。そして“俺だけのヒロイン”目黒照美（栗山千明）との再会・・・照美の同僚の渋谷琴音（加藤ローサ）、小島理子（平岩紙）も巻き込んで、田中は図らずも「テツ」の世界に足を踏み入れていく。