＜あらすじ＞
大学生だった猿渡五郎は、共に世界中の山を登り尽くしたザイルパートナーのロストマンと、'最後の山エベレスト'の山頂に辿り着いた。世界一の山さえも制覇した二人は、その山頂からはるか上空にうっすら見える人工衛星を見つめながら「あそこに行きたくなった!」「いいねぇ･･･!宇宙に限りはないからな!!」そして二人はそれぞれの方法で宇宙を目指しだす。日本人として宇宙への最短距離は近い将来エリート学者から宇宙建設作業員(ブルワーカー)になると読んだ五郎は、数年後大手建設会社のビルディングスペシャリストとして黙々とスキルを上げていた。一方、ロストマンはアメリカ海軍よりシャトル搭乗候補生に合格するも、最後の任務中に敵機に撃墜される。が、偶然にも命を取り止めたロストマンは、砂漠の偏狭で捕虜としての壮絶な経験により大きく生き方を考え始める･･･。