＜あらすじ＞
京の御所で百年に一度の改修工事が行われるため、中村主水は筆頭同心の田中とともに京都所司代への出張を命じられる。そんな折、鍛冶屋の政は、深傷を負った南町奉行所の片山を助ける。政は片山から妻への書状と金を託されて屋敷へ向かうが、片山の妻は謎の殺し屋に殺され、子供を助けるのが精一杯。片山も殺し屋に殺され、残された書状に目を通す政。書状には、御所改修かにからむ不正が書き記されていた。政は子供を何でも屋の加代に預け、京へ。仕置の協力を頼むため、追いかけてきた加代と闇の稼業の仕事人・お竜を訪ねるのだが……。