＜商品の情報＞
わたくし、権力に抱かれとうございます。

菩薩か夜叉か。これが真実の春日局。徳川三百年の歴史の中で、はじめて天皇から「局(つぼね)」の称号を授かり、一代で「女帝」の名を欲しいままにした、本名・おふくこと春日局の生涯は、これまで多くの謎につつまれていた。逆賊・明智光秀の血縁にあたるおふくが、徳川幕府の中で、如何にして最高権力の地位を手にいれたか。権力闘争の真っ只中を、しぶとく這い上がっていく一人の女の凄まじいまでの生き様が、ついにベールを脱いだ。十朱幸代が大女優の貫禄をみせて、人間・春日局を熱演。
監督は『序の舞』『吉原炎上』の巨匠、中島貞夫、脚本は高田宏治、撮影は木村大作、音楽は佐藤勝、と大人の娯楽大作のスタッフ結集。

1990年1月20日劇場公開

＜あらすじ＞
徳川300年の歴史の中で初めて天皇から“局”の称号を授かり、一代で“女帝”の名を欲しいままにした、春日局。彼女の生涯はこれまで謎に包まれていた。逆賊・明智光秀の血縁にあたる春日局=おふくが如何に最高権力の地位までのぼりつめたか。権力闘争の真っ只中をしぶとく這い上がっていくひとりの女のすさまじいまでの生きざまを十朱幸代が熱演。当時の資料をもとにみごとに再現された江戸大奥のセットが圧巻。原作・脚本は高田宏治。天下分け目の関ケ原合戦の数年後の1604年、浪人・稲葉正成の妻ふくが夫の仕官を依頼すべく京都伏見城に徳川家康を訪ねた折のことだった。好色絶倫の家康に迫られたふくは、そのまま家康の子を身ごもってしまう。