＜あらすじ＞
12世紀。平穏な生活を求めて十字軍の遠征を離れ、祖国イングランドに戻った騎士のジョージは、国王の依頼で、突然姿を消した王女ルナを捜す旅に出る。彼はほどなく、無事にルナを発見するが、彼女は国王の元に戻ろうとはしない。ルナは、人間を滅ぼす"魔物"として忌み嫌われ、今や最後の1匹となってしまった"竜"の卵を守ろうとしていたのだ。 一方、ルナの婚約者であるガースもまた、大軍を率いて、彼女を連れ戻しにやってくる。ルナと結婚することで、強大な王国を乗っ取ろうと密かに企んでいた彼は、自らの野望を果たすため、邪魔者であるジョージと、ルナを惑わす竜の卵を消そうとしていたのだ。あまりに強大な敵軍の前に、絶体絶命の危機に陥るジョージだったが、そんな彼らに、思ってもみない援護者が現れる。卵を残して絶滅してしまったはずの竜が、森の向こうで、けたたましい咆哮をあげたのだ…。