ここ日本ではLED ZEPPELIN、DEEP PURPLE、BLACK SABBATHと共に「英国四大ハード・ロック・バンド」と並び称されたバンドが前作発表後に脱退したキース・ベイカー(Dr)の後任に元CRESSIDAのイアン・クラークを迎えてブロンズ・レコードから発表した3枚目スタジオ・アルバム(邦題は「対自核」)にして代表作です。メンバーはイアンのほかデヴィッド・バイロン(Vo)、ミック・ボックス(G)、ケン・ヘンズレー(Key)、ポール・ニュートン(B)の5人。プロデューサーには過去作を手掛けたジェリー・ブロンを引き続き起用、英国39位を記録しました。前面にミラーを掲げたジャケットも有名です。暴力的なハモンド・オルガンとワウ・ギターに彩られ、オシビサのメンバーがパーカッションで参加した必殺の疾走曲1.LOOK AT YOURSELFと明暗・動静目まぐるしい曲展開にデヴィッド・バイロンの慟哭の如きシャウトが乗る、マンフレッド・マンがモーグ・シンセで参加したドラマティック大曲3.JULY MORNINGの二大名曲を始め、キャッチーなコーラス・ワークの2.I WANNA BE FREE、派手なギターを聴かせる4.TEARS IN MY EYES、ダーク&ヘヴィな4.SHADOWS OF GRIEF等を収録。本作発表後にポールが脱退してしまいます。