＜商品の情報＞
1968年の京都。恋、ケンカ、友情、そして在日問題―
井筒和幸作品の集大成!魂がゆさぶられる!
あの激辛批評でおなじみの井筒和幸監督が渾身の力を放った、娯楽性と社会性が見事に融合した究極の青春映画

＜あらすじ＞
1968年、京都。松山康介は府立東高校の2年生。ある日敵対する朝鮮高校との親善サッカーの試合を申し込みに行くことが、そこでキョンジャに一目で心を奪われてしまう。しかし彼女は朝高の番長アンソンの妹だった。康介は国籍の違いに戸惑いながらもキョンジャと仲良くしたくて、コンサートにキョンジャを誘う事にするが、逆にキョンジョのコンサートに誘われる。その日円山公園では、帰国船で祖国に戻る事を決意したアンソンを祝う宴会が行われていた。次第に打ち解け、キョンジャともすっかり仲良くなる事できた康介。ある夜、康介が川沿いに自転車で走っていると、対岸でキョジャがフルートを吹いていた。康介はいきなり川に入って渡り始め、ズブ濡れになりながらキョンジャにと告白する。しかしキョンジャの「もしも結婚する事になったら、朝鮮人になれる？」という質問に、康介は何も答えられなかった。争い、そして…。アンソンたちは東高校空手部との争いが絶えない。アンソンの彼女桃子は産婦人科を訪れ、妊娠している事が分かる。しかし帰国するつもりのアンソンにその事を言い出せず、思わず別れを切り出してしまう。友達ガンジャは、ある日お腹の大きくなった桃子を見かけて話しかける。その夜ガンジャはいきなりアンソンに平手打ちを食らわせて「今すぐ桃子に電話しぃ！」と言い残して立ち去る。アンソンは初めて桃子の妊娠を知る。果たして康介とキョンジャの運命は？そしてアンソンと桃子の未来は？