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既に解散してしまったと思われていたELOが、およそ3年振りに発表した11枚目となる86年のアルバム。今作でのバンド・メンバーは、ジェフにべヴ・ベヴァン、リチャード・ダンディの3人になり、レコーディングは古巣のミュンヘンにあるミュージック・ランド・スタジオに戻って行われた。前作『シークレット・メッセージ』はジェフ・リンのソロ・プロジェクト的な色合いが濃く難解な方向に陥っていましたが、ここでは再びファンタジックなポップスとエレクトロニクスの絶妙なコンビネーションを展開。名作『ディスカバリー』に通ずるポップ感覚が溢れています。今作を発表した後、ジェフ・リンはプロデュース業に目覚めジョージ・ハリソン、ブライアン・ウィルソン、ランディ・ニューマンといった人達と関り、トラベリング・ウィルベリーズの結成へと至ります。未発表音源5曲を含む7曲のボーナス･トラックを収録し、Jeff Lynne監修のもとデジタル･リマスターが施され、豪華ブックレットを備えての再発！