＜商品の情報＞
かわいいけれど、すこし意地わる。恋をするし、嘘もつく。
ふたりの女の子の、せつなさをたたえた、ひそやかな同居生活。
井口奈己監督の、デビュー作にして、おそるべき傑作。

構想から撮影終了まで1年半、編集に1年半―。ものすごく贅沢な3年の年月をかけた究極の「8ミリ映画」。2000年12月、＜映画の世紀＞20世紀の最後に完成した「手作りの映画」。2001年PFFアワード入選、企画賞受賞。山田宏一氏らの絶賛を受け、2002年春レイトショー上映を果たす。そして、幸運にも劇場で見た観客の心に刻まれた「伝説の映画」になった。その後、井口監督自身による35ミリ版のリメイク版が製作・公開され、多くの新しいファンが誕生した。日本映画の明日を担う井口監督の原点・8ミリ映画「犬猫」―みずみずしく、したたかな傑作です。

第23回ぴあフィルムフェスティバル/PFFアワード2001 企画賞(TBS)
2002年日本映画プロフェッショナル大賞 新人監督賞(井口奈己)

(C)オンナコドモフィルムズ

＜あらすじ＞
中国へ留学するアベチャンの留守宅を預かることになっているヨーコと、同棲していた古田君の部屋を出て、アベチャンの家に転がり込んできたスズ。幼馴染ながら、微妙に仲の悪い二人が一緒に暮らすことに。危なっかしくも穏便に始まった一軒家での2人の暮らしは、スズがヨーコのバイト仲間、しかも密かに想いを寄せている三鷹君と偶然知り合い、ちゃっかり部屋に招待したあたりから雲行きが怪しくなっていくのだった。部屋を出て行くヨーコ。部屋に残るスズ。それぞれ別々に長い夜を過ごす2人。同居生活の行く末は・・・?