＜あらすじ＞
第二次世界大戦中の1943年9月8日。ムッソリーニ失脚後のイタリアは連合国に降服後、占領地となっていたギリシャのケファロニア島からも軍隊は撤退することとなる。だが、それまで平和的に統治されていたこの地に、突如、同盟関係の崩れたドイツ軍が進攻。帰還予定でいたイタリア兵たちの多くは、独裁支配から島民を救おうと、自らの意志でパルチザンに参加するのだった。娘と二人暮らしの女性フェリアへ密かに想いを寄せる軍曹サヴェリオ・ブラスコ。彼もその渦中に巻き込まれていくが、増強、増員のないイタリア側に対し、ドイツ軍は圧倒的兵力で島を制圧する。しかもナチス将校は、捕虜となったイタリア兵を情け容赦なく射殺、サヴェリオたちは窮地に追い込まれていく。