＜商品の情報＞
仲間を失った主水の前に現れたのは元夫婦の仕置人
主水が悪党どもを文字通り斬りまくる必殺シリーズ第12作

必殺シリーズ第12作にして、主水シリーズとしては第6弾となる『江戸プロフェッショナル 必殺商売人』は、かつてないハードな設定、悪党どもを文字通り斬りまくる主水の豪快な殺陣、種なしカボチャのはずの主水の妻りつの懐妊と、それまでの「必殺」とは一味違うみどころ満載である。本作は、シリーズ最高傑作と言われる『新 必殺仕置人』と、シリーズの人気を決定付けた『必殺仕事人』の間に位置しており中村主水サーガを語る上でも重要な作品である。『新 必殺仕置人』の最終回で仲間たちを失い、裏稼業から足を洗った中村主水(藤田まこと)と正八(火野正平)。そんな彼らの前に現われたのは元夫婦の凄腕仕置人、新次(梅宮辰夫)とおせい(草笛光子)。ひょんなことから、四人は一緒に裏稼業を始めることになるのだが、彼らを繋ぐのは信頼ではなく、プロの殺し屋であるという共通点だけだった......。

本商品には1978年2月17日から8月18日にかけて朝日放送系にて放映された必殺シリーズ第12作「江戸プロフェッショナル 必殺商売人」(全26話)の内、第23話から第26話の4話が収録されています。

＜あらすじ＞
第23話「他人の不幸で荒稼ぎ」(脚本:松原佳成/監督:南野梅雄/ゲスト:左右田一平、木村 元、辻 萬長)
着物の下絵師・利助が、おせいに仕置仕事を依頼。標的が口入屋・大黒屋と占い師の心源坊一角と聞いて、正八は早速調査を開始する。その頃奉行所では、青木数馬という若者が父の後を継いで見習同心となっていた。が、主水は彼の意気地のなさが気に掛かる。

第24話「罠にはまって泣く主水」(脚本:辻 良/監督:高坂光幸/ゲスト:亀石征一郎、幸 真喜子、加藤和恵)
主水は見廻り中に若い娘・たえに悲鳴を上げられ、あらぬ疑いを掛けられてしまう。彼女は、江戸処払い中の義父・廻船問屋の奈良屋重兵衛を逃がすために、とっさにひと芝居打ったのだ。この裏には何かあると睨んだ主水は、奈良屋を探るよう正八に命じるが......。

第25話「毒を食わせて店食う女」(脚本:中村勝行/監督:南野梅雄/ゲスト:入川保則、本阿弥周子、松本陽子)
小料理屋・辰巳屋の主人・藤兵ヱは、ゆくゆくは娘のおきみを板前の長次と夫婦にして店を継がせる心積もりでいた。ところが食中毒騒ぎが起き、藤兵ヱは店を手放そうと決心。そこへ、大阪の料亭の女将と名乗る女・おりょうが「店を買いたい」と現れるが......。

第26話「毒牙に噛まれた商売人」(脚本:安倍徹郎/監督:工藤栄一/ゲスト:山本麟一、石橋蓮司、桜井浩子)
勘定奉行が、比丘尼姿の殺し屋に殺された。手掛かりを掴めない北町奉行・堀田帯刀は、江戸の殺し屋の総元締・蛭子屋卯兵ヱを訪ね、犯人探しを厳命。卯兵ヱはおせいが犯人だと決め付け、江戸中の殺し屋が彼女を狙い始めた。一方中村家ではりつが産気付き......。