＜あらすじ＞
■ストーリー
大正時代初期。幼なじみのふたり、侯爵家の子息・松枝清顕（妻夫木聡）と伯爵家の令嬢：綾倉聡子（竹内結子）。いつからか聡子は清顕を恋い慕うようになっていた。清顕は聡子の想いに気づきながらも、不器用な愛情表現でしか想いを伝えられないでいた。その頃、聡子に宮家の王子・洞院宮治典王との縁談が持ち上がる。没落寸前の綾倉家にとっては、家名復興のまたとない機会。清顕の気持ちを必死に確かめようとする聡子だったが、あるすれ違いが理由で連絡も絶ち突き放す清顕。失望した聡子はついにこの縁談を受け、正式に結婚が決まる。だが、聡子がもはや自分のものにはならないと知ったとき、はじめて清顕は彼女への愛の深さに気づき、ただ聡子の愛を取り戻したいと願う。一度はあきらめた聡子も、それを受け入れ、ふたりは激しく愛し合う。しかし、許されぬ“禁断の愛”には、悲劇が待ち受けていた…。