＜商品の情報＞
信仰や信念、その時のふとした心の揺れで、形を変えていく愛。詩人にして映画監督のサリー・ポッターが、儚さを乗り越えて生み出される真実の愛を、詩情たっぷりに綴っていく。
物語は、灰色のロンドン、むせ返るような空気を持つベイルート、鮮やかなハバナへと色を移しながら進む。
あふれ出るセリフは舞台劇のようなリズムを持って観客の心に流れこみ、言葉の持つ美しさに酔いしれることができるだろう。彼女を演じるのは、『きみに読む物語』のジョアン・アレン。 彼を演じるのは、『アララトの聖母』のサイモン・アブカリアン。

原題 YES

2005年10月15日日本公開(ギャガ・コミュニケーションズ配給)

シャンテ・シネ 公開作品

＜あらすじ＞
「愛の喪失は死の感覚だわ」―北アイルランド出身のアメリカ人で、分子生物学者として学会や委員会で世界中を飛び回っている"彼女"は、修復不可能なほど壊れてしまったイギリス人の政治家である夫アンソニーの体裁の為に出席したパーティで、ある男性と出逢う。"彼"はレバノン人。以前は医者だったが、祖国に幻滅しレバノン・ベイルートから逃亡、今はコックとして働いている。そして、彼らの情熱的な情事が始まる。二人はお互いの違いを受け止め、愛し合い甘美な日々を過ごす。