フィンランドのゴシック・メタル・バンドによるBMGレコードから発表された4枚目スタジオ・アルバムです。彼らのデビュー・アルバムや同国のAMORPHISやSENTENCED等を手掛けたヒイリ・ヒレスマーとバンド自身がプロデュースを担当し、U2等を手掛けたティム・パーマーがミックスを行い、母国フィンランドで1位、英国で55位を記録しました。メンバーはヴィレ・ヴァロ(Vo)、リンデ(G)、ミゲ(B)、バートン(Key)、ガス・リップスティック(Dr)の5人。アルバム・ジャケットにはハートとペンタグラムを合体させた「ハータグラム」なるバンドのシンボル・マークが初めて登場、自らの音楽ジャンルを「ラブ・メタル」と呼んでアルバム・タイトルとするなど、彼らにとっての意欲作にして名刺代わりともなる作品であるといえます。母国で4位を記録したハードで疾走感を伴う1.BURIED ALIVE BY LOVE、母国で1位、英国15位を記録したゴシック調の代表曲2.THE FUNERAL OF HEARTS、母国で4位を記録したピアノに彩られたサウンドが美しい6.THE SACRAMENTといったシングル・カット曲を始め、IN FLAMESの「SWIM」にも似た3.BEYOND REDEMPTION、ギター・フレーズが印象的でアグレッシブな6.SOUL ON FIRE等、白夜の国フィンランドならではのメランコリックなメロディに満ちた好曲を多数収録した良盤です。