＜あらすじ＞
釣銭をきちんと整理しないと気の済まない夫と、女手一つで秀一を育てた姑のツヤ子。来年は小学校に上がる一人息子の健太。結婚後6年が過ぎ、何が不満という事もないが、妻の英子は胸のうちにくすぶり続けているものを感じていた。穏やかな昼下がり、ふいにかかってきた電話をキッカケに、秀一の背後に若い女・トミ子の姿がちらつき始め、半沢家の平穏な日々が静かに崩れていく。そんなある日、いつものように台所へ立った英子は、過って包丁で健太の指を切り落としてしまう…。^.^