＜商品の情報＞
＜映像特典＞
●劇場予告編
●出演者インタビュー
●オリジナルメイキング
●秋吉久美子・高樹のぶ子対談
●プロモーション映像×2
●ロケ地マップ（静止画）



＜あらすじ＞
山崎千桐（秋吉久美子）は金沢で、借金に追われながら寝たきりの父、火峯（高橋昌也）の介護をしながら暮らしていた。ある日、25年ぶりに東京から仕事のついでにこの街を訪れていた、今井郷（永島敏行）に出会う。彼は有名な刀鍛冶であった火峯を取材し、その時に六郎杉と呼ばれる大きな杉の樹の下で、高校生だった彼女の写真を撮っていたのだ。くすぶっていた想いが蘇っていく二人。ある夜、電話をかける。「借金があるなら、僕に返済を手伝わせてください」「なぜ？」「あなたが目あて。目的は、あなたしかない」そして郷に絵葉書が届く。「平泉寺のカタクリの花をお見せしたいと思います」二人は平泉寺を訪れる。「このあたり寒いから、一気に来るんです、春が、だから、みんな狂っちゃう」千桐にお金を渡す郷。郷に抱かれる千桐。「心に決めていたんです、わたし、郷さんの娼婦になるって。」ある日、郷はバーのトイレで倒れる。25年前に火峯からもらった刀子を見せる郷。「僕が死ぬ時は、あなたに返すよ」「その時は、私も死にます」部屋の壁に貼られたポスターの水着姿の女に、刀子で郷のGの字と千桐のCの字を切り込む千桐。その形は、まるでつながった二人の体のようだった。そして郷の病気が明らかになる。直腸がんだった。「この、右の耳は、僕の耳で、右の乳房は、僕の右胸で、この右目が見てるものは、実は僕の目が見ている」やがて小包が届く。中には、あの刀子が入っていた。郷が、死んだ。六郎杉を訪れ、自分も死のうとした千桐の目に映ったのは、Gの中にCが入った耳のマーク、千桐と郷の刻印だった…。