＜商品の情報＞
この作品は、三味線を弾き、瞽女唄を歌いながら門付けをして歩く盲目の女旅芸人“瞽女”を扱った水上勉の原作を、篠田監督が、北陸の美しい四季を背景に、哀歓をこめて描いた作品。上越市と佐渡でのぞんだ長期ロケーションと、宮川一夫の美しすぎるカメラワークが、失われゆく日本の原風景を鮮やかに切りとった。

1977年11月19日劇場公開

＜あらすじ＞
厳しい生活態度を強いられる瞽女の一人、おりん(岩下志麻)は、男と関係を持ったことから、はなれ瞽女に。あるとき一人の大男(原田芳雄)と出逢い、奇妙な二人旅が始まる・・・夏になり、大男は大八車を買い、二人の荷物と所帯道具はいつの間にか増えていた。だが、予期もせぬ事がおこる。香具師仲間の別所によって、おりんは松林の浜辺で帯を解かれていた・・・大男は道具箱からノミを取り出して走っていった。おりんに、当分別れて暮らそうと言い残して・・・。