＜商品の情報＞
『ベルベット・ゴールドマイン』でグラムロックスターの刹那的な姿を描き賞賛を浴びたトッド・ヘインズ監督が、50年代のアメリカを舞台に、揺れ動く人間心理を映し出した新作。
ポスターや広告に出てくるような理想の生活に囲まれた主婦が、ひょんなことからそのベールの下にある真実を知り、心を乱されていく。人種差別や同性愛、型にはめられた閉鎖的な社会風潮など、シリアスな問題をちりばめながら、ここに描かれていく人間心理は往年のメロドラマそのもの。

原題 FAR FROM HEAVEN

2003年7月12日日本公開(ギャガ・コミュニケーションズ配給)
シネマライズ、日比谷スカラ座2公開作品

＜あらすじ＞
1957年。アメリカ東部の町に暮らすキャシー(ジュリアン・ムーア)は、一流企業に勤める夫フランク(デニス・クエイド)と愛する子供たちに囲まれ、社交界では賢き妻として知られていた。その頃、世間では黒人との溝が深まっていたが、キャシーは新しい黒人庭師レイモンド(デニス・ヘイスパート)とも打ち解けていく。ある日キャシーは、フランクに夜食を届けるため会社へ向かい、そこで男性と抱き合う夫の姿を目撃する。動揺しながらも、キャシーは理想の家庭を守ろうとするが...。