＜あらすじ＞
駆け出しの映画監督・山下俊弘と、脚本家・坪井小助は、顔見知りであるものの、友人と呼べるほどの仲ではない。共通の知人、船木テツヲと3人で待ち合わせをしたものの、船木は現れず…。気まずいながらも2人は鳥取のひなびた温泉街を歩き出すことになったのだった。金はないが見栄はあるぎこちない2人が、真冬の海で裸同然で泳いでいる女・敦子や、おかしな民宿の人々らと出会い、生まれる、奇妙で可笑しい旅ものがたりの数々…。この、ぎこちない旅に終止符を打つ、船木はいつ現れる!? そして、謎多き女・敦子の正体とは?