＜商品の情報＞
パゾリーニ式〈聖〉と〈性〉
寓話のなかに未来への啓示を挑発的に語る問題作!

スキャンダラスな生涯を送ったイタリアの鬼才ピエル・パオロパゾリーニが、5月革命の余波が続くなか放った問題作。ブルジョワジーへの批判、性と家族の欺瞞への挑発が痛烈な映像となって結晶する。神秘的な来訪者にテレンス・スタンプ、そして名優マッシモ・ジロッティとシルヴァーナ・マンガーノが一家の父と母を演じ、アンヌ・ヴィアゼムスキーが長女役を好演。

【受賞】
1968年ヴェネツィア国際映画祭 女優賞(ラウラ・ベッティ)、国際カトリック映画事務局賞(ラウラ・ベッティ)

【公開】
1970年4月

＜あらすじ＞
イタリア北部、工業都市ミラノの郊外に住むブルジョワ一家に、ある日ひとりの青年が訪れる。どこか聖性を帯びた青年はそのまま居着き、家族の中に性的混乱を引き起こす。やがて青年が去るとともに一家は崩壊の道をたどりゆく……。