＜あらすじ＞
キリクは、母親の胎内にいるときから言葉をしゃべることができた風変わりな男の子。しかも、大人の帽子の中に隠れられるくらい小さな体だった。キリクが住むアフリカの村は、魔女カラバの呪いのため、泉が涸れて遠くまで水をくみにいかなければならなかった。さらに、魔女に戦いを挑んだ村の男たちは、そのまま誰一人として戻ってこなかった。「どうして魔女は意地悪するんだろう?」そう疑問に思ったキリクは、村人たちに質問してまわるが、誰もその答えを知らなかった。そんな時、母親に"お山の賢者"の存在を聞かされたキリクは、魔女に見つからないように、賢者に会いに行こうと知恵を絞る。あるアイデアを思いついた彼は、父親の形見の短剣を手に、大冒険に乗り出すのだが･･･。