＜商品の情報＞
壇一雄が自らの生涯を描いた“最高傑作”を完全映像化。天然の旅情の趣くまま、旅を愛し、女を愛して、無頼奔放にしかも豪胆に転々流浪する男の浪漫を描いた文芸ロマン大作。

1986年4月12日劇場公開

＜あらすじ＞
檀一雄の名作を雄大な風景をバックに撮影した文芸巨編。1987年日本アカデミー賞作品賞。先妻に先立たれた一雄は、ヨリ子を後妻にしたが、子供が障害をもつようになってからヨリ子は怪しげな宗教に凝りだす。一雄は新劇女優の恵子の虜となり同棲するが、恵子の浮気のため喧嘩がたえない。周囲から非難を浴び多忙極まりない執筆地獄も加わって、一雄は東京を逃げ出す。放浪の途上で一雄は薄幸の女・葉子と知り合い、つかの間の愛と安らぎを感じるのだった・・・。