元HELLOWEENのローランド・グラポウ(G)とウリ・カッシュ(Dr)の二人が中心となり、TNTのロニー・ル・テクロ(G)が結成したVAGABONDや元WHITESNAKEのミッキー・ムーディ(G)とバーニー・マースデン(G)が結成したTHE SNAKESに参加していた実力派のヨルン・ランデ(Vo)とともに結成されたジャーマン・ヘヴィ・メタル・バンドによるAFMレコードから発表されたデビュー・アルバムです。プロデュースはARCH ENEMYやKREATOR等を手掛けたアンディ・スニープとバンド自身が担当しました。ベースは一部楽曲で元CASANOVAのヨルゲン・アーティッヒが担当したほかはグラポウが兼任、キーボードはCHILDREN OF BODOMのヤンネ・ウォーマンが全曲において担当しております。当初、ヴォーカリストにはSYMPHONY Xのラッセル・アレンや元HELLOWEENのマイケル・キスクの起用を考えていたようです。勇壮なイントロに導かれる1.SPIRIT NEVER DIE、ランデの伸びやかな歌唱が素晴らしい5.INTO THE LIGHT、フックの効いたギター・リフの7.CRAWLING FROM HELL、メロディアスな10.SAIL ONも良いですが、ランデとマイケル・キスクとのデュエットによるHELLOWEENの流れを組む4.HEROESが秀逸。2.KIND HEARTED LIGHTはSTRATOVARIUSの「HUNTING HIGH AND LOW」の亜流。なお、独盤は収録曲も曲順も異なります。