KILLSWITCH ENGAGEらとともに米国メタルコア・ブームの火付け役となったバンドによる3枚目スタジオ・アルバムです。前作発表後に脱退したドラマーの後任にジェイソン・ビットナーを迎え、ブライアン・フェア(Vo)、ジョナサン・ドネイズ(G)、マシュー・バックハンド(G)、ポール・ロメンコ(B)という鉄壁の布陣を敷いて制作されました。重量感に欠けるサウンド・プロダクションがやや気にはなりますが、ザクザクと刻まれるギター・リフ、流麗なツイン・ギターのハーモニー、足数の多いドラミングには目を見張るものがあり、時折、米国スラッシュ・メタルのTESTAMENTにも似た雰囲気を感じさせます。ギターのシュレッディングとバスドラムの連打が心地良い1.IDLE HANDS、クリーン・ヴォーカルを駆使し、美しいギター・ソロも聴かせる5.STEPPING OUTSIDE THE CIRCLE、ギター・リフがキャッチーな7.MYSTERY OF SPIRITがお勧めです。11.WELCOME TO THE MACHINEはPINK FLOYDのカヴァー。